どうも。くーがです。
僕にはカナダ人の妻がいます。2020年9月に入籍しました。入籍の準備をすすめる際に、国際結婚と日本人同士の結婚では必要な書類や手続き方法が若干異なることを知りました。
ここでは、僕の実体験から国際結婚ではどのような書類が必要なのか、またどのような手続きが必要なのかを紹介したいと思います。
日本人が必要な物
日本人が用意する必要があるものは以下の2点です。
- 身分証明書
- 戸籍謄本(戸籍全部事項証明書)
身分証明書
本人確認できるものが必要です。
パスポート、運転免許証、マイナンバーカードが使用できます。
戸籍謄本(戸籍全部事項証明書)
※本籍地の市役所に郵送してもらう必要あり
戸籍謄本と戸籍全部事項証明書は同じ物です。
戸籍謄本は本籍地のおいてある役所で取得することができます。
本籍地がわからない場合は、住民票、または免許証を持っている人であればスマートフォンのアプリを使うことで調べることができます。
本籍地が今住んでいる場所から近い場合は、直接その役所の窓口で受け取ることができます。
本籍地が遠い場合は、戸籍謄本を郵送してもらうこともできます。戸籍謄本を郵送で請求するには以下のものが必要になります。
- 戸籍謄本請求書(本籍地がある役所のホームページでダウンロード可能)
- 本人確認書類のコピー
- 手数料分の定額小為替(郵便局で購入可能)
- 切手を貼った返信用の封筒(自分住所を宛先として書いておく)
- 委任状(代理で請求をする際のみ必要)
僕の場合は、入籍日まであまり日にちがなく不安であったため、請求書の郵送、戸籍謄本の郵送を速達にしてもらうことで3日ほどで戸籍謄本を取得することができました。
外国人が必要な物
- パスポート、翻訳したパスポート
- 婚姻要件具備証明書、翻訳した婚姻要件具備証明書
- 出生証明書、翻訳した出生証明書(必要ない場合もあり)
パスポート、翻訳したパスポート
外国人の場合はパスポートとパスポートを翻訳したものが必要になります。
翻訳は誰がしても良いことになっています。僕の場合はパスポートの翻訳テンプレートが役所からもらえました。穴埋め式になっているので妻のパスポートの情報をそれぞれの穴に記載していけば翻訳書類を作成することができました。穴埋めは数分程度で終わりました。
パスポートの翻訳のテンプレートがあるかどうかは婚姻届を提出する役所に問い合わせてみてください。
婚姻要件具備証明書、翻訳した婚姻要件具備証明書
※大使館で予約して取得する必要あるため早めに準備
婚姻要件具備証明書(Affidavit for marriage)とは、外国人が結婚できるステータスであることを証明するものです。
外国人の出身地の大使館で取得することができます。取得するには大使館に連絡し、アポイントを取る必要があります。場合によっては時間がかかるので早めに行動したほうが良いでしょう。また、パスポートと同様、翻訳した婚姻要件具備証明書が必要になります。カナダ大使館の場合は、翻訳用の穴埋めテンプレートを配布していたので、それを穴埋めしました。
大使館によって違う可能性もあるので、事前に確認しておくと良いと思います。
僕たちが入籍した2020年9月はコロナの影響を受けていた時期であったため、東京にあるカナダ大使館がコロナの影響で緊急のアポイント以外は拒否していました。ですので、一回目に連絡した際は面会の拒否をされてしまいました。
しかし、現在の状況を説明すると2回目の連絡で面会のアポイントを取ることができました。
もしそれでも拒否された場合は、福岡にある領事館はアポイントの制限をしていなかったのでそちらに婚姻要件具備証明書を取りにいくつもりでした。笑
出生証明書(必要ない場合もある)
妻が婚姻届を提出する際に必要な書類を調べていた際に、出生証明書(Birth certificate)が必要な場合もあることを知り、一応持っていきましたが、最後まで必要ありませんでした。
婚姻要件具備証明書(Affidavit for marriage)に不備があると必要になることもあるため、持っていくと良いでしょう。
日本人と外国人両方が必要な物
日本人と外国人共通で必要なものは以下の2点です。
- 婚姻届
- 印鑑
婚姻届
婚姻届は役所のホームページからダウンロードできます。
それ以外にもオリジナルの婚姻届を配布しているサイトもあるので自分が好きなものを選びダウンロードすると良いと思います。
婚姻届には本籍を記入する欄があります。日本人の場合は本籍を記入する必要がありますが、外国人の場合は本籍がないため本籍の欄には国籍を記入します。
また、婚姻届には証人が2人必要になります。証人は婚姻届に名前、印鑑、現住所、本籍を記入する必要があります。
証人は外国人でも構わず、その場合は本籍に国籍を記入してもらいます。
印鑑
婚姻届に印鑑を押す欄があるので、印鑑が必要になります。また、役所で婚姻届の間違いがあった場合など、訂正印が必要になるため必ず印鑑は持っていくようにしましょう。
外国人で印鑑を持っていない場合は、パスポートのサインで代用することもできます。
以上が外国人と入籍する際に必要なものです。これらの書類を持ってお好きな役所に提出すると、晴れて入籍することができます!
僕たちの場合、提出してから受理されるまで3時間ほどかかりました。時間や場所によって婚姻届が受理される時間は異なると思いますが、時間に余裕を持って役所に行くことをオススメします。
婚姻届のトリビア
名字はデフォルトで夫婦別姓
婚姻届に入籍後はっどちらの名字を名乗るかを記載する欄があります。
僕たちは僕の名字に変更するように記載していたのですが、役所で訂正されました。国際結婚の場合、役所では名字の変更を申請することはできず、デフォルトで夫婦別姓になるようになっているとのことでした。
名字を同じにする場合は、外国人のパートナーの大使館に連絡を取り変更可能かどうか確認して手続きを取る必要があるようです。
新規本籍地はディズニーランドの住所にしても良い
これは国際結婚に関係はないのですが、婚姻届の中に新しい本籍を記入する欄があります。
僕は僕の両親と同じ本籍を使用したかったのですが、その本籍は現在では使用できないようになっていたため、変更する必要がありました。
本籍をどこにするか迷っていたところ、職員の方が本籍はどこでも良く、ディズニーランドの住所にする人もいると言っていました。少しびっくりしたので、ここで共有しておきます。笑
以上、外国人と国際結婚をする際に必要な書類と手続きについて紹介しました。外国人の方/パートナーを持つ方は、必要な書類が多いので早めに準備に取り掛かることをおすすめします。